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和暦の新年

今日は2月1日。
和暦では立春に最も近い新月の日が新年の始まりです。

何となく2月が一番寒いって感じるのだけど
先日訪れた農家さんのところでは梅の木の枝先に
ちっちゃな蕾の赤ちゃんのようなものが見てとれました。

1月20日の大寒から2月4日の立春に向けて
土の中や空では確実に春の気配があるのでしょうね。
新年を新春とはよくいったものです。
和暦の感覚をいつも身体で感じていたいと思います。

さて、そんな1月20日の大寒の時に生まれた卵を
大寒の卵と言って一年で一番栄養価が高く縁起がいいとされています。

ちょうどその日は秩父のイタリアン、サルヴェで食事の予約をしていたので
こちらのシェフが育てている鶏の卵を分けていただきました。

殻がいつもに増して硬くて美味しいのです。

レモンイエローの薄い黄身にしっかりとそれを保護するかのような
ぷっくりとした白身。
これが自然のものを餌を食べて育った鶏さんの卵です。

生たまごが苦手なので茹でたり目玉焼きで楽しんだあとはエッグココットに。

本場では生クリームたっぷりの中に卵を落としてオーブンで焼くようですが
こちらはマッシュルームと玉ねぎをしっかり炒めて
トマトソースで和え、卵を落としたあとは生クリームを少したら〜り。
200度のオーブンで12,3分焼くと美味しいココットの完成です。

中の具材はカレー味にしたり和風にしても美味しいと思います。