STORY

パンを焼く

小麦粉と塩、それに酵母と水があれば

パンが焼けます。

 

道具はボールが一つ。

 

あ、できたらオーブンもあればベスト。

 

ハードルが高いと思われがちなパンだけど

そんなことはありません。

 

ずっとマニアックなパンを学んできました。

酵母のこと、粉のこと、水に関しても。

 

パンも奥が深くて

パンの神様と言われているシェフの講習会に通って

脳みそが溶けちゃうくらい勉強した時期もあったけれど

たどり着いたところはシンプルに作るシンプルなパンです。

 

イタリアで古代小麦を作っている農家さんがパンを焼いてくれて

その場で切ってくれた時、思わず

『あれ、膨らんでない。。』

『膨らんでないとダメなの?』

『パンっていかにグルテンを強くして窯伸びさせるかだと思ってきたから』

『そもそも、小麦粉にはそんなにたくさんのグルテンはなかったんだよ、

全部品種改良してグルテンを増やしたのが今の小麦粉。アレルギーが増えたのは

そんな品種改良のせいだと言われてるしね』

 

なるほど〜。

 

そして、その時にいただいたパンの美味しかったこと!

 

その旅の終盤ではパン職人さんからもマンマからも

パンの作り方を教わりました。

 

それこそマンマったら秤も使わないで目分量、手で触った感覚頼り。

 

これまで学んだことがあるから、そんなシンプルな昔ながらの作り方も

しっかりと腑に落ちたのを今でも覚えています。

 

そんなわけで

無農薬、無肥料の国産の小麦粉と天日塩、自分で起こした

天然菌の酵母でお米を炊くようにパンを焼いています。

 

とっても簡単だからいつか皆さんにもお伝えしたいな。