STORY

稲を刈る

4年前から長野県上田市にある

無肥料、無農薬の田んぼに行ってお手伝いをしています。

 

豊作のときもあれば

稲刈り直前に鹿に食べられてしまってほとんど収穫できなかった年、

台風でハザ掛けした稲が全部倒れてしまった年、など

一度として同じお米が穫れたことはありません。

 

それが自然。

 

田んぼの生物も毎年毎年生態系が変わるんですよ。

 

たにしがいっぱいいたかと思うと

次の年はカエルだったり。

 

田んぼに生える植物も然り。

 

農薬や化学肥料はもちろん有機肥料も施さないので

生物がいっぱいいて世界を作っている。

 

都会にいると蜘蛛や蛇にぎゃ〜!って声を上げて逃げるけど

田んぼで遭遇すると

お邪魔してますって愛おしくなるから不思議ですね。

 

20人ほどで鎌を持ち手刈りをし、稲をまとめて麻紐で結く。

そしてそれを三脚で立てたハゼに掛けて

お天道様に2週間ほど天日干し。

そのあといよいよ脱穀です。

 

真夏の間はスタッフが早朝と夕方に稲を守るための

草引きを何日も行ったそうです。

お米は日本人の食の源。

 

美味しいお米、食べていますか?