STORY

「納める」から「治める」

「はじめまして、菅野宰子です。どうぞよろしくお願いします。」

初回のご挨拶をすると、あれ?というお顔。先生はご不在ですか?と聞かれる。税理士というと、「男性」「堅い」「年配」「かっちりスーツ」こんな印象なんだろう。

 

それもそのはず、平均年齢60歳超、女性比率2割程度(育児や介護などで従事しているのはもっと少ない)ということ。私は、まさにイメージ、平均値の逆ですから、ハテナがお顔に写るのも当然です。

 

税理士という仕事は、その名の通り個人や会社の税金を計算する仕事ですが、なんでも相談できる身近な人間というのが実際のところです。
例えば「スタッフがすごくがんばってるから大入あげようかな?」
「おじいちゃんがおんなじ事何回もいうようになってね、大変なの」のように。

 

コロナ禍もあり会計資料だけ郵送のみ、会計ソフトの自動入力など技術革新も手伝い、クライアントと対面でお話する頻度が減っていきます。

 

でも、一見すると税務と関係のない、たわいもない雑談の中こそ大切な相談事項が隠されていることが多いものです。ですから私はお客様がOKであればなるべくお会いします。(今はzoomなども活用しながら)

 

プライベートでは、6歳と1歳の男児のママをしております。これは税理士業を遥かに超える難業です。いたずらを未然に防ぐ方法は無し、角が生えないようにする術も無しです。しかし子どもたちの寝顔と笑顔が癒しとなり、学びもあります。

 

・将来の楽しい計画を立てる。
・困ったことがあったらすぐに報告する
・お互い意見を出し話し合う(ポジティブに)
・とにかく目の前のことに一生懸命に取り組む。

価値観は、人それぞれです。

お金の事となると、その価値観の違いが顕著に現れます。

先代からコンサルティングはしてはいけないと言われてます。貴女がその会社を経営出来る?社長に経営に関する意見をしてはいけない。

この理念は守っていきたいと思います。

 

決して価値観を押し付けることなく、クライアントの言葉の中から、会計税務の専門家としてベストなアドバイスができるように日々研鑽を積んでいきたいと思っています。

 

先日のJEWEL CAFEでは、税制改正大綱という普段目にしないだろう読物をお配りしました。

国がどのように民の暮らしと税について考えているのか知るきっかけになればと思いましたが、ご自身の価値観とすり合わせて、税の使い道である政治にも興味がわいていただけたらと。

女性が首相を務める国家も増えてきました。女性が考える世界はすごく優しくて意外と理論的で居心地が良いのではないかと考える今日この頃です。

JEWELにいらっしゃる皆さんにまた私の立場から、何かお届けできる機会があれば嬉しいです。