言葉の重み
「言葉」の重みを最近、色々と考えます。
このことを考えると、いつも思い出すのが、予備校に通っていた時の小論文の先生の言葉です。
その先生は
「女性は、よく聞け。男性から『あなたを幸せにします』と言われたら、その男を信じるな」
と言いました。
ちょっとビックリですよね。
そんなことを言われたら、嬉しいのに。
でも、それには理由があって、
「『幸せ』かどうかは、自分しか分からない。
周りから見てどんなに幸せそうであっても、本人が『幸せではない』と思えば、幸せではないんだ。
逆にどんなに辛そうな人生であっても、本人が『私は幸せだ』と思えば幸せなんだ。だから、誰も自分以外を幸せにはできない」
と。
理由を聞いて、ハッとしました。
確かにその通り。
軽々しく、「幸せにします」なんて言う人を信じてはいけないのかもしれませんよね。
でも、もし相手が
「あなたのことを大切にします」
と言うのであれば、相手は大切にするという行為はできるのです。
だから、それは嘘ではない。
そして、逆に自分も自分ができることをくちにしなければ、と思うのです。
できないことを軽々しく口にしてはいけないな、と。
「一生」「絶対」は、なかなか口にするのは、勇気がいるものです。
もちろん、人は考えは変わっていく生き物だとも思っています。
ただ、軽々しく口にすることで、相手からの信頼も失ってしまうかもしれない、ということは感じておくと言葉を大切に扱うことができますよね。